レール交換から草刈りまで。
線路も守るし、景観も守る。

2004年中途入社
神奈川支店 軌道課 現場作業員

田中 ハファエル

Rafael Tanaka

先輩社員インタビュー

Interview

線路の周辺に住まれる方に
気に入られることも大切な仕事です。

Chapter 01

線路の修繕・メンテナンスが私たち現場作業員の仕事です。磨り減ってしまった古いレールを新しいレールに交換したり、線路に敷かれているバラストと呼ばれる砂利や砕石、枕木を交換したり。発注元である鉄道会社様からの要請に応じて、踏切に防護柵や標識を設置することもあれば、線路の周りに生えている草を刈ることもあります。線路に関することなら鉄道施設から周辺環境に至るまで、ありとあらゆることに対応するイメージ。そのなかで私は現在、現場の責任者として全体の管理を任されています。

数ある業務のなかで達成感を感じるのは線路内の草刈り作業。意外に思われる方もいるかもしれませんね。というのもメイン業務である線路のメンテナンスというのはミリ単位の世界なので、施工前と後では変化がほぼわからないんです。でも草刈りならひと目でわかる。また、草刈りをしていると近隣住民の方から声をかけられることもあります。「何をしているの?」と聞かれれば丁寧に説明し、「ついでにこっちもお願いできるかしら」と言われれば真摯に対応する。信頼関係を深めることが夜間作業への理解にも繋がります。「いつもご苦労さま」と言われると、嬉しい気持ちになります。

スパルタ教育なんて過去の話。いまの時代に合った教え方を。

Chapter 02

仕事をする上で大切にしていること。それは怪我をしない、させない、事故を起こさない。怪我につながることだけが事故ではありません。たとえば線路の脇に通っている細いケーブルを草刈り中に切ってしまい、鳴るはずの踏切がならなかった、というのも事故扱いです。とはいえ安全面にはとくに気を張っています。少しの気の緩みが大事故につながる恐れもある。責任者として、人の命を預かっていることを意識して作業に取り組んでいます。

現在、入社17年目。ひと通りのことは経験しました。次なる目標は若手の育成です。若い人がどうやったらノビノビと成長できるかを模索する日々。培ってきた技術を余すことなくお教えします。安心して飛び込んできてください。環境は年々良くなっています。いきなりキツイ仕事を任されたりすることもないですし、いわゆる昔ながらの頑固オヤジや、頭ごなしに怒るような人もいません。まぁ私が入社した頃はまさにそんな時代でしたけど(笑)。私はそんなやり方はしたくない。できないものはしょうがないし、最初からできる人なんていませんから。わからないことは1から10まで聞けばいいんです。焦らなくていい。一歩ずつでいいと思っています。

結婚、出産、マイカー、マイホーム。
男としての夢はひと通り叶えました。

Chapter 03

入社したのは18歳の頃。仲間が楽しそうに遊ぶなか自分は働かないといけない。キツかったですね。ただ、それでも頑張ってこられたのは収入がよかったから。同級生と比べたら倍はもらっていました。1年目は定時制の学校に通いながら働いていたのですが、ぶっちゃけ先生より稼いでいました(笑)。好きな車に乗って自由にカスタムして、というのを十代でできていたのですから。純粋にすごいですよね。今では結婚もして、子供もいて、会社の近くにマイホームも建てて。個人的な夢はすべて叶えられました。今は息子が所属する野球チームでコーチをやっているので、将来甲子園に連れてってもらうのが密かな夢です。

働く目的はなんでもいいと思っています。稼ぎたい人でも、電車がとことん好きという人でもいい。守るべき家族がいるから頑張らねば!なんてまさに最適です。資格も会社負担で取らせてもらえるなど、会社も成長を後押ししてくれます。私も入社してからユニック、玉掛け、門型クレーン、ガス、丸鋸(チェーンソー)、ユンボ、溶接など、ひと通りの資格・免許を取得しました。とにかく目標のために本気で頑張れる人。ぜひ武蔵野工業で、その夢を叶えてもらいたいですね。

1日のスケジュール

Schedule

8:00

神奈川支店(南台宿舎)に出勤

自宅から自転車を走らせ、小田急線の踏切を渡れば5分程で到着。施工管理者とその日の作業内容と人員を確認、皆で必要工具を社用車に積込み現場に向け出発します。

9:00

現場到着・作業開始(昼間作業)

工事指揮者として作業前点呼をします。作業場所、内容、人員の配置や安全指示の伝達、RAKYを実施し作業を開始します。

12:00

昼休憩

食事は現場近くの飲食店を利用したり、お弁当を持参して社用車内で食べたりします。また、寝不足と感じる時は社用車内で仮眠します。

13:00

午後の作業開始

昼間の軌道作業は電車が走っている間合いの5〜10分で作業をしています。作業員が安全に作業が出来るように指示を出すのも重要な仕事です。

16:30

昼間作業終了・帰宅

現場での作業を終えて支店に帰着。その日に使った道具を整理し、夜間作業に使用する道具を社用車に積み込み昼間作業が終了。施工管理者と夜間作業の打合せをしてから帰宅します。

24:00

神奈川支店(南台宿舎)に出勤

皆が寝静まる頃に出勤します。支店周辺は住宅が多いので静かに社用車に乗り込み、現場に出発します。

1:00

現場到着・作業開始(夜間作業)

夜間作業は、終電車から初電車の電車が運行されない3~4時間の線路閉鎖時間で作業をします。レール交換・踏切補修など昼間にできない大掛かりな作業を集中的に行います。

5:00

夜間作業終了・帰宅

現場での作業を終えて支店に帰着。早朝なので、使用道具の整理しないで夜間作業終了。昼間作業に備えて自宅で仮眠します。

その他先輩社員インタビュー

Others

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線路はつづく。いつまでも。

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