わたしがひとつ汗を流すたび、
駅がひとつ生まれ変わる。

1996年新卒入社
神奈川支店 建築課 課長 施工管理

山﨑 俊一郎

Shunichiro Yamazaki

先輩社員インタビュー

Interview

自分の仕事がずっと残るって
贅沢じゃないですか。

Chapter 01

所属する神奈川支店で、おもに取引先である小田急電鉄から依頼された鉄道施設物(駅やホームなど)の保守・改修工事を担当しています。屋根の葺き替えから床の張り替え、壁の補修、駅全体をつくりかえる大規模改修など。1~3ヶ月スパンの小さな工事から、半年スパンの大きな工事まで、駅に関するありとあらゆる工事に対応するイメージです(電気・水道・通信施設以外)。そのなかで現場監督の業務は、施工計画の立案から見積りの作成、作業員の配置・手配・管理、作業終了後の請求業務まで多岐にわたります。

作業は夜間にしかできないため、終電後から作業を開始し、始発までには施工を終わらせなければいけません。限られた人員で、いかに短期間でスピーディーに、安全に終わらせるか。全体を俯瞰して見ながらコントロールしていく難しさはありますが、すべてが無事に終わったときには大きな達成感があります。プライベートでたまたま降りた駅が、かつて自分が手掛けた駅だったりすると「あぁ、そういえばここやったなぁ」と、しみじみ眺めてしまうこともあるんですよ。本当は眺めながら一杯やりたいくらいですが、さすがにそれはやりません(笑)。それにしても自分の仕事がずっと残るって、贅沢な仕事ですよね。

どれだけ世の中が進化しても、変わらないもの。

Chapter 02

27年間ずっと鉄道業務をやってきたなかで言えることは、どんなに時代が進んでも、ITが進化しても、人と人とのコミュニケーションはいつの時代も求められるということ。すべての工事には予算が決まっています。そのため要望次第でできること、できないことがある。そんなときに双方が納得する落としどころを見つけるのが私の役目です。なんでも受ければいいってものではありません。できないことは「できない」と正直にお伝えすることも誠意だと思っています。日頃から言葉のキャッチボールを交わし、信頼関係を築くことで「山崎さんが言うならしょうがない」と言っていただける関係性を築けています。

これまで仕事をしてきて、とくに記憶に深く刻まれているのは、やはり東日本大震災。電車が3~4日間走らないなんて、27年間勤めていて初めてのことでしたから。わたしたちは、来る日も来る日も駅の点検を続けました。本来であれば仕事なんてしている場合ではない。けれど鉄道業務に従事している立場として、インフラを止めるわけにはいかない。1日でもはやく復旧させなければという使命を持って取り組みました。幸い数日後には復旧。ホッとしたのと同時に、この仕事の重要性をあらためて感じた出来事でした。

創業70年以上の
フレッシュな老舗企業です。

Chapter 03

武蔵野工業の魅力は、ずばり堅実な会社。それに尽きます。創業75年、鉄道工事一筋。多方面に手を広げるのではなく、ひとつの分野に的を絞り、ただひたすら技術を磨き続けてきたからこそ、西武鉄道や小田急電鉄から厚い信頼をいただき「武蔵野工業さんに任せれば間違いない」と言っていただけるまでに成長できたのだと思います。この先も鉄道は、カタチこそ変わったとしてもなくなることはありません。そして鉄道があるかぎりわたしたちの仕事もなくならない。安定性は申し分ありません。同じような経験ができる会社はありますが、75年分のノウハウを吸収できる会社はそうそうないと思いますよ。

昨年の社長交代で、新たに若いリーダーが誕生しました。それにより組織としての考え方にも徐々に変化が。もっと若い世代がのびのびと働ける環境をつくろう。もっと現場の声に耳を傾けよう。すべての社員が気持ちよく働ける環境をつくろう。組織の若返りや世代交代に向けて、さまざまな取り組みが進められています。昨年より今年、今年より来年。どんどん職場環境は良くなっていくと思います。新たな一歩を踏みだした武蔵野工業。これからどんな会社になっていくのか、わたしも今から楽しみでしかたありません。

1日のスケジュール

Schedule

8:00

神奈川支店に出社

部内ミーティング、メールチェック、昼間作業内容の確認、夜間作業の引継ぎ等を実施します。現場への出発準備等を行います。

8:30

現場到着・作業開始(昼間作業)

到着後、作業指示、安全ミーティング等作業前点呼を実施します。また駅などへ作業開始報告を行います。

9:00

現場の進捗確認・安全確認等

作業開始後は、作業の進捗や精度等を確認しながら、作業員へ指示を出します。常にコミュニケーションを大切にしています。

12:00

昼休憩

現場近くのお店などで昼食を取ります。

13:00

午後の作業開始

作業開始前に、作業員の体調などを確認してから午後作業を開始します。また、作業に際しての安全指示、作業指示を再度実施します。

16:00

昼間作業終了

作業終了確認、現場点検等を行い得意先への終了報告を行います。

17:00

事務所に戻ってから帰宅

事務所に戻り、作業に使用した資機材等の片付け、翌日作業準備、報告書の作成、提出等を行い、帰宅します。

その他先輩社員インタビュー

Others

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線路はつづく。いつまでも。

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