- 先輩×後輩対談 -

大変だなんて言いながら笑っている。
社歴も年齢も違う、二人の鉄道好き。

若手とベテランによる本音トーク。彼らがどのような想いを持って入社し、今現在、仕事にどのようなやりがいを感じながら働いているのか。
また先輩から学んだ大切なことや後輩に懸ける期待、将来の夢などたっぷり語っていただきました。

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牧 伸郎

牧 伸郎

Nobuo Maki

神奈川支店 軌道課 係長 施工管理
2002年新卒入社
米山 正樹

米山 正樹

Masaki Yoneyama

神奈川支店 軌道課 施工管理
2019年新卒入社

Theme 01

武蔵野工業に入社したきっかけを教えてください。

米山
米山

牧さんは武蔵野工業に入社されて20年ですよね。昔から鉄道に興味があったんですか?

牧

鉄道が好きというよりは、稼ぎたい思いが強かったかな。数ある企業のなかで武蔵野工業の給与が圧倒的によかったというのが決め手。
リアルな話で申し訳ないんだけど。社内体制もしっかりしていたし、あとは鉄道なので将来も安心かなって。米山はどうなの?

米山
米山

とてもシンプルですよ。ずばり鉄道が好きだったから。小さい頃からプラレールで遊んだり、祖父母に駅まで連れて行ってもらって電車を見たり乗ったりしていました。だからいつか鉄道の仕事に携わりたいなって思っていたんです。そして就活で鉄道会社を中心に説明会に参加するなか、会社の雰囲気が一番良かった武蔵野工業に決めた感じです。

牧

おぉ、じゃあ夢を叶えたわけだ。いいね。…本当のことを言うと、じつは私も小田急線が昔から好きだったんだよね。というのも地元が小田急線沿線なので、地元の鉄道だし、昔から乗っているから愛着もあるし。武蔵野工業の神奈川支店が小田急線をメインで担当しているということを知ったときに、ここしかないだろうって。

米山
米山

いや、めちゃくちゃ好きじゃないですか(笑)。牧さんが鉄道少年だったなんてちょっと意外です。ちなみに私は“乗り鉄”だったんですけど、牧さんは“なに鉄”だったんですか?

牧

いや、なに鉄でもないよ。小田急線が好きだったの。しいていうなら小田急鉄かな(笑)。ただ、鉄道になんの興味も持っていなかったら、20年も続かなかったんじゃないかな。

米山
米山

たしかに会社も安定しているし業界としての将来も明るい。もちろん安定志向の人にとっても理想的な会社です。ただこの仕事は特殊で、大変なことも多いじゃないですか。私の場合「鉄道が好き」というのがキツイ状況でも頑張れるモチベーションになっています。

牧

実際に武蔵野工業で働いている社員たちって、鉄道が好きな人多いもんね。

Theme 02

現在の仕事と、仕事のやりがいを教えてください。

米山
米山

現在は、踏切工事をメインに担当しています。実際に手を動かして作業するというよりかは、現場全体を管理するのが私たちの役割。入社4年目ですがまだまだ未熟というか、わからない部分が多いので、今はサポート役として牧さんの横について知識や技術を学んでいる段階です。ざっくりですがこんな感じでしょうか。

牧

ちょっとざっくり過ぎかな(笑)。もう少し詳しくいうと、職人さんの手配から当日のスケジュール・施工計画の策定から鉄道会社との打ち合わせ、現場では作業員への指示出しをはじめ計画通りに作業が進んでいるかを確認する工程管理や安全管理、品質管理など多岐に渡ります。あとは作業員がスムーズに作業できる環境を整えることも大切な仕事です。

米山
米山

完璧なフォローありがとうございます。工事の種類がとにかく豊富。おなじ内容の工事でも現場によって周辺環境が違うので、それにあわせてやり方も変えていかなければいけない。そこが個人的にはとても難しいです。牧さんはどのように学んでいったんですか。

牧

そこは現場を経験するしかないかな。口頭で教えられる部分もあるけど、体に染み込ませるには数をこなすしかない。米山はちゃんと成長しているから大丈夫だよ。作業時間も大幅に減ってきているし、最近では自信もついて作業員に臆することなく的確な指示を出せるようになってきている。自分なりに色々考えているんだろうなと関心しているよ。

米山
米山

そう言ってもらえると嬉しいです。牧さんをはじめ周りの皆さんのサポートのお陰です。

牧

そんなお世辞も言えるようになったのね。成長しているなぁ~。やりがいはどう?

米山
米山

勉強中の身ということもあり、やりがいを語れるほどではないのですが…。でも楽しいですよ。牧さんの背中を見ながら、現場監督としてのあり方や人(作業員)を動かすテクニック、高品質な工事を維持する方法など、まさに毎日が発見の連続。昨日より今日、今日より明日と、日々成長を実感できているのは嬉しいです。牧さんのやりがいはなんですか?

牧

やっぱり工事が無事に最終検査をパスして、竣工を迎えたとき。こればっかりは何年キャリアを積んでも変わらない。全体を管理するので工事が終わるまでは常に緊張感がある。だからこそ無事に終えたときには、それまで張り詰めていた緊張の糸が一気にほぐれて…

米山
米山

まさか、感動で涙が溢れてくるとかですか?

牧

いや、気が抜けてだいたい風邪をひく。

米山
米山

(笑)

Theme 03

お二人の今後の目標について教えてください。

米山
米山

とにかく成長あるのみです。まずは工事を任せていただけるようになること。工事を仕切るには工事指揮者の資格が必要なので、それを取得することが直近の目標です。1日でも早く成長することで、牧さんをはじめサポートしてくださる皆さんへ恩返しがしたいです。

牧

最初は「自分の仕事が人々の暮らしを支えている」ことに誇りを持って働いていましたが、キャリアを積むなかで徐々に心境に変化がありました。最近では人材育成に興味が湧いてきたので、今後はそっちにも力を入れていきたいですね。

米山
米山

牧さんは教え方が本当にうまいですからね。昔のやり方にとらわれず、今の時代にあった教え方を考えてくれたり、サポートしてくれたり。とても柔軟な方だなと尊敬しています。

牧

そりゃ昔と今とじゃぜんぜん違うからね。「なんでもかんでもやれ!」という時代はもう終わった。もちろん危険な作業もあるので、すべてを優しく寛容にというわけにはいかないけれど、締めるところは締めて、緩めるところは緩める、でいいと思う。あれこれ口出しするのではなく、いい意味でそっと見守るという姿勢を大切にしていきたいなって。

米山
米山

素晴らしいですよね。そんな牧さんの想いをしっかり下の世代に受け継いでいくのが、私の使命だと思っています。教えていただいたなかで、いいと思う部分は残して、こうした方がいいかなという部分は若干変えながら。ひとつのやり方を貫くのではなく、牧さんのように、時代や状況にあわせて柔軟に変えていくというのを自分もやっていきたいです。

牧

私だけでなく、みんなのいいところだけを取っていってもらうのがベストかな。そして次の世代がまた米山のいいところだけを取っていく。そしてまた次の世代も…。そうすればいい部分だけがどんどん濃くなっていって、会社もより良くなっていくと思うんだよね。

米山
米山

現社長も現場出身です。上のポジションを目指したいという願望はないんですか。

牧

この先、さらにキャリアを積んでいけば当然立場も変わってくるよね。管理職かどうかはわからないけど。自分からどうこうというよりは、会社から求められた時にしっかり対応できるよう、準備しておくという感じかな。といっても現場が好きなので、管理職というよりは現場で頑張りたいというのが本音なのだけど。というか米山だって狙えるんだよ?

米山
米山

いやいや(笑)。管理職なんて想像したことないです。ただ、間違いなく夢がありますよね。

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